APT Women ACCELERATION PROGRAM IN TOKYO FOR WOMEN

受講生

株式会社ファーメンステーション 酒井里奈

株式会社ファーメンステーション酒井里奈

未利用資源からエタノ-ルを製造する地域循環事業の展開

ファーメンステーションのビジネスについて教えてください。

ファーメンステーションはエタノールを扱っている会社です。大きくはお米を発酵・蒸留してエタノールを作っており、具体的には以下の事業を展開しています。

① 事業者に化粧品原料としてエタノールを販売
② エタノールを使用した消費者向けプロダクトブランド
③ 米からエタノールを製造するシステムの販売事業

そもそもファーメンステーションとは「fermentation(発酵)」と「station(駅)」を組み合わせた造語で、発酵のプラットフォームになりたいと願ってつけた名前です。

我々が開発しているエタノールはただのエタノールではなく、無農薬の米でできたオーガニックエタノールです。トレースできるようになっていることも特徴になっています。

もともとエタノールは、消毒などに使う工業製品でしたのでトレーサビリティなど不要でした。しかし最近エタノールは化粧品に使われたり、消費者向けの製品にも多く使われています。なのにどんなエタノールが使われているかはどの製品でもわからないのです。もちろん全部が全部わかる必要はありませんが、安心をウリにしている製品には必要な機能だと考え、製造・販売しています。

エタノール開発に携わることになったきっかけを教えてください。

元々代替エネルギーに興味があって、生ゴミをエネルギーにできることを知ってそれを勉強しようと大学に入りました。大学では生ゴミではなく米から燃料を作る実証研究を岩手県奥州市とすることになったのですが、それがエタノール開発のきっかけです。ところがあるとき、その実証実験が終わることになってしまったんですね。そこで私が手を上げ、開発を引き継ぎビジネスにしました。

岩手県奥州市(または自治体)と研究していた縁もあって、商品は都内の百貨店やセレクトショップのほか、県のアンテナショップなどでも販売されています。また意図していたわけではないのですが、お米のトレースができるということで、エタノール事業が町おこしみたいになったんです。テレビに取材していただいたりして、地方創生のモデルと言っていただくこともあります。

今後の方向性を教えてください。

現在は認知度を広げる目的もあり、自分たちで化粧品や消臭スプレーなどを製造・販売しています。色々な製品に使えると思いますので、他の企業に使っていただいたり使用用途を広げていきたいです。ゴミでも果物でもお米でも糖が入っていたら使えます。

未利用資源のない社会を作ることがファーメンステーションの最終目的です。そのためにこれからも邁進していきたいと思います。

インタビュー動画